スピード群を抜く新山響
競輪祭着では優参は成らずもダイヤモンドレースに駒を進めた新山響平の先行力は際立っていた。3勝はすべて先行してのもので、上がりタイムも優秀だった。直近4カ月の勝率は5割に迫る勢いで、持ち味の先行には一段と磨きがかかった印象がある。当所は先行有利なバンクだし、内藤宣彦、竹内智彦らベテランマーカーが後ろを固めればラインも強固。主導権を握って別線を沈黙させよう。内藤は競輪祭ではいぶし銀の走りを披露。一次予選2、最終日選抜戦でいずれも2着に入っている。竹内も最近は成績をまとめていて堅実な走りが光る。北日本勢で上位独占は有望だ。
北日本勢を撃破すれば眞杉匠、長島大介、神山雄一郎とそろった栃木勢か。軸になる長島は好調。競輪祭の二次予選Bでは好位確保から鋭く伸びて快勝すると、準決は関東ラインの先頭で先行し、鈴木庸、平原康の関東ワンツーに貢献した。先行で売り出し中の眞杉に乗る展開なら単も十分にありそうだ。