金野俊が本領を発揮
20年の立川競輪を締めくくる一戦は金野俊秋が主役だ。次走からS級に復帰する金野。今年一年のA級での活躍は圧巻だった。今期は特に3連覇を含む5V。特進して現S級の金子幸らを破った一戦もあった。前走のレインボーカップは怪我明けだったが、竹山陵が率いる宮城、福島混成ラインに真っ向勝負を挑むなど健在ぶりは示していた。ここは高木隆弘らを連れて遠慮なく勝ちにいってS級復帰へ弾みを付ける。
磯島康祐、三浦雄大、金子兼久らの北勢が相手か。前で駆ける磯島は今期3Vをマークいている。以前と比べて攻め幅が広がってきていて牧田賢也と同乗なら番手戦も考えられるが、基本は自力。9月松戸では巴直を出させず逃げ切り優勝している。底力あるので流れに応じた走りができれば、躍進著しい三浦も含めラインで上位独占を決められる。
売り出し中の幸田望夢が率いる関東勢も侮れない。幸田は11月松戸で1・2班戦初優勝を3連勝で達成。決勝は、小玉勇-菅谷隆と佐藤佑でモツれる前団を快速まくりで一気に飲み込んだ。金野より先に仕掛けていければ一発あるかも。