接戦も地元の鈴木裕に期待
鈴木裕、内藤秀久、萩原孝之らの南関ラインが強力だ。鈴木裕は練習方法からフレームまで色々と試行錯誤した成果が出て、8月当所記念着など今期はグレード戦で大活躍。競走得点は113点にまで達した。地元のここも持ち味の自力自在戦でV奪取。1年をいい形で締めくくるか。鈴木裕が後手を踏まなければ内藤秀にも絶好のVチャンスだ。直近の12月松山で完全優勝しているように差し脚が冴えている。徹底ガードからの抜け出しは十分。
眞杉匠、長島大介の栃木コンビに、鈴木庸之、柿澤大貴の関東勢から優勝者が出てもいい。何と言っても、競輪祭でG1初優参を果たした鈴木庸の存在感は際立っている。快速まくりで敵を一気に飲み込んでしまうかも。包囲網を敷かれて決勝では思うようなレースをさせてもらえなくなってきた眞杉だが、今シリーズは上位にそこまで先行を争いそうなメンバーは見当たらない。すんなり先制なれば、タテヨコしっかりしていて勝負強い長島の腕の見せ所だ。
小松崎大地、内藤亘彦の北勢もV候補の一角を占めよう。小松崎は自在な組み立てが定着しつつあり、成績もまとめている。前々好位奪取からの一発には警戒が必要だ。