戦績断然の竹山陵から
石井洋輝、竹山陵太らの北勢が強力だ。本命に推す竹山は、降級の今期7V。自力自在に何でもできる強みを存分に発揮している。レインボーカップは来期もA級予定だった北3人を連れて先行策に出て8着に終わったが、このA級最終戦は次走の1月大宮記念に弾みを付ける意味でもしっかり勝ちにいく。先行主体のレースで優参を重ねている石井の番手なら言うことないし、別で自力自在戦でもV有力だ。
この北勢を脅かすのが新鋭・長田龍拳だ。まだレース運びには甘さもあるが、それを補って余りあるスピード、ダッシュの持ち主。117期ナンバーワンはダテではないところを見せ付けたのが12月前橋MNでの1・2班戦初Vだ。S級点へ勝負駆けだった金澤竜や格上の小林申らを強烈なカマシで一蹴した。松坂侑亮、法月成祐の神奈川勢とは別線となっても、本多哲也ら地元勢の加勢を得られれば十分。もちろん、神奈川コンビもV候補の一角を占める。
樋口開土も1月からS級に上がる選手だ。今期は波に乗り切れない場所が続いたが、11月平塚での優勝もある。長井妙樹、大矢将大、幸田光博らとの関東ラインも侮れない。