スピード群を抜く深谷知
今節の主役を務める深谷知広は、ワールドクラスのスピードの持ち主。自転車競技ではワールドカップのチームスプリントで金メダルを獲得している。本業の競輪は共同通信社杯着、寬仁親王牌着と決勝には乗れていないものの、ビッグレースで勝ち星を量産。この5勝はすべて先行してのもので、末脚の粘りもしっかりしている。現時点ではこの開催が愛知籍で走るラスト。自慢のスピードにものを言わせて他の自力型を沈黙させよう。笠松信幸はしばらく優勝はないものの、安定した成績を残している。ここが最後の愛知籍でのレースとなる可能性がある深谷の踏み出しを凌げればワンツーは有力だ。
三谷竜生、稲川翔、野原雅也と実力者がそろった近畿勢から狙う手もある。11月和歌山の初日特選では、豪快にまくった野原を三谷が差してワンツーを決めた実績がある。更に援護手厚い稲川が加わればラインの総合力はかなりのもの。近畿勢から優勝者が出ても不思議ではない。
吉澤純平も有力な優勝候補。サマーナイト、共同通信社杯で決勝に乗っていて、F1戦では今年4Vを達成している。好位確保して自力を出せれば勝ち負けに持ち込める。