総力戦で臨む浅井康
中部の味方は少ないが浅井康太が総力戦で他地区のライバルを迎え撃つ。競輪祭準決勝での落車はあったが、続く別府記念では2日目に節目の400勝を達成すると、そこから3連勝で今年4度目の記念優勝。ここまでにはさらに体調を戻す時間もある。これが今年最終戦。ここを制して来年から始まる新たな戦いに弾みをつけたい。
山田久徳、中井太祐に稲川翔、東口善朋と近畿勢は戦力が充実している。なかでも稲川、東口の追い込み陣は強力。稲川は目標不在なら自分で動ける高い総合力があるし、東口は高い競走得点が示すように差し脚好調。そろって勝ち上がれば浅井にとっては最大の脅威となる。
小松崎大地の機動力も侮れない。最近は人の後ろを回るレースも増えてきたが、まだまだ機動力は健在。佐藤和也にスジの目標が手薄な中村浩士、渡邉晴智の南関勢を味方につければ面白い勢力となりそう。