鋭脚誇る舘泰を本命視
駒数豊富な中部勢から優勝者がでそう。本命は実績、格からも舘泰守だろう。降級の今期はS級でも通用していた実力を存分に発揮。14場所で13回優参し、決勝確定板入りが8回と常に優勝を争ってきた。ここは北陸組とは別になりそうだが、乗れている西浦仙哉を目標なら言う事ないし、いざとなれば展開不問のタテ脚で突っ込んでくる。S級復帰前の最後の一戦をいい形で締めくくるか。谷本奨輝を先導役に、大庭正紀、岩本和也の北陸勢もV争いに加わってこよう。
近畿勢は、井坂泰誓、岸川哲也の大阪コンビがV候補に挙げられる。井坂は落ち着いたレース運びに定評があり、昇班の今期は期待を裏切らない活躍ぶり。11月福井ではしぶとくまくり追い込んで1・2班戦初Vも果たしている。この井坂が後手を踏まない競走をできれば、今期V2の岸川哲也にとっては絶好の流れとなることも。欠場が続くなどここにきて調子を乱しているが、小谷実も流れに乗っての一撃が怖い選手。内山貴裕との京都コンビも魅力的だ。