勢いが違う石原颯
12月大垣では決勝3着でS級特進を逃してしまった石原颯だが、1・2班戦でも5場所で3Vを挙げ、着外なしの数字は見事というほかにない。小倉はチャレンジ時代とはいえ8月に完全優勝を飾っているバンク。ここも先行、まくりで優勝争いをリードする。四国の追い込み型では芳野匠が点数最上位だが、全体的に元気がない印象。田中勇二、内村泰三の中国コンビが決勝で石原マークになる可能性も。田中は今期ここまで優勝3回と差し脚好調だ。
対するは本郷雄三、中村雅仁の熊本コンビだ。本郷は今年の優勝が5回。このままいけば来年からは1年間、S級での戦いとなりそうだ。ダッシュを生かしたカマシ、まくりには威力があり、自慢のスピードで石原に襲いかかるか。宮崎大空もいるだけに、宮崎を先頭に結束できるようなら石原にとっても手強い勢力となりそう。中村も12月松山MNでオール連対の準優勝と乗れている。地元の城戸崎は熊本勢との連係から勝機をうかがう。
駒数こそ少ない東の遠征勢だが、高谷敏史、小林申太と争覇級の自力タイプはそろっている。ともに近況の成績も悪くないだけに、中四国、九州勢のやり合いに乗じて優勝争いに加わりたい。