松井宏が豪脚披露

松井宏佑
ナショナルチームの一員として世界の舞台で活躍している松井宏佑の実力が一枚上だ。本業の競輪も順調そのもの。20年に開催されたビッグレースはすべて出場。11月小倉競輪祭ではG1初優出を果たし、決勝で郡司浩平を優勝に導いた。12月ヤンググランプリは単騎で豪快にまくって快勝。有終のVを飾った。21年の初戦となる今シリーズは抜群のスピードを武器に、スタートダッシュを決める。神奈川同士の松谷秀幸が松井とタッグを組む。競輪祭は結果を残せなかったが、F1シリーズでの安定感は光る。松井の番手をすんなり回れば逆転が望める。根田空史も相変わらず破壊力抜群の攻めを見せている。成長著しい大石剣士の機動力も見逃せない。
北日本勢も戦力は充実している。地元の高橋晋也はスランプから立ち直り復調ムード。地元戦は昨年2月の記念開催で決勝に乗っているが、まだ1度も優勝経験がない。今年初戦で結果がほしい。地元同士の渡部幸訓は差し脚好調。格上の大槻寛徳に、坂本周作、櫻井正孝もV候補に挙げられる。
関東勢も小林泰生に河村雅章、雨谷一樹、神山拓弥ら実力者が控えている。上手くラインで結束できれば他地区に対抗できる。