長田龍に期待も激戦
実力きっ抗したシリーズだが、117期在所成績1位の長田龍拳を本命に推す。7月の本デビューからチャレンジ戦は3場所で卒業したが、1・2班戦ではここまで優勝1回と足踏みが続いている。それでも先行主体に力を付けようという姿勢は評価できるし、成績も悪くはない。中曽直彦もマークさばきは堅実。長田を好ガードして南関連係を決める。
S級終盤の12月から2カ月近い欠場があった八谷誠賢だが、復帰戦の2月武雄では決勝2着。初日特選は中団確保からまくり気味に追い込み、準決勝では若手機動型を相手に逃げて3着に粘った。万全に近い状態なら長田と好勝負は可能だ。松本大地も長らくS級を張った実力者。差し脚にかげりは見えるが、ここは八谷をガードから優勝争いに食い込みたい。
中四国勢は戦力充実。畝木努は前期S級でも勝ち星も多く健闘していた印象で、前期S級7勝のうち3勝を久留米で挙げている点は見逃せない。川口雄太は着実に力を付けて、今期は3場所全て決勝に勝ち上がっている。藤原悠斗、蓮井祐輝とそろって勝ち上がれば、中四国別線もありそうな豪華布陣だ。
遠征勢では10月青森MN、12月西武園と前期後半戦は優勝も多かった金澤竜二に注目。ムラだが一発を秘める小泉俊也も侮れない。