松本秀が今度こそ
3月別府、前橋と完全優勝した松本秀之介が4度目の挑戦でS級特進を決める。33バンクは昨年10月防府で準決勝3着に敗れたレースはあるが、それ以外はすべて1着。直前の前橋では早めの仕掛けも見せるなど、短走路の走りも熟知している印象だ。来期からの昇級を待たずに、ここで9連勝を決める。那須久幸は4月佐世保で優勝するなど差し脚好調。松本の仕掛けにもしっかり食い下がるだろう。
松本の特進を阻止するなら寺沼拓摩だ。2月前橋で無傷の1、2班戦初優勝を飾ると、続く京王閣でも完全優勝。直前の4月小倉の結果次第では、松本より先にS級特進を決めてしまう可能性がある。
北日本勢は前川大輔に金澤竜二、小橋秀幸と自力のある選手がズラリとそろった。前川がダッシュを生かして主導権を握れば、金澤、小橋にもチャンスが。
迎え撃つ南関勢は渡邉直弥に一時期の勢いがない点が気がかり。差し脚好調な佐藤壮ではあるが、渡邉のデキに成績が左右されそう。