北川大がV争いの中心

北川大五郎
競走得点最上位の北川大五郎が優勝争いをリードする。今年ここまで3Vを挙げ、着外もわずかに3回と抜群の安定感を誇っている。最近は同地区の若手に前を任せるレースも増えているが、今シリーズは近畿の機動型が手薄。来期からのS級復帰に向け、自力でも強いところを見せておきたい。降級後はピリッとしない佐野梅一だが、好目標があるここはチャンスを生かしたい。
北川を苦しめるなら機動型がズラリとそろった四国勢だ。昨年11月に特別昇班した久田裕也はここまで8戦で2Vと、1・2班戦でも十分に通用するところを見せている。2月佐世保MNの落車で2カ月近い欠場はあったが、復帰戦の4月高知で優出。ここまでには状態、レース勘ともに上積みしてくるはずだ。今野大輔も争覇級の実力者。ここに櫻井太士、高津晃治ら中国勢も加われば強力なラインが完成する。
九州勢は平川慎太郎、池田浩士の佐賀コンビが中心になりそうだが、池田は4月高知MNの落車で状態が未知数。戦力的にも苦戦を強いられそうだ。