機動力優る安達隆
安達隆己にとっては負けられない一戦だ。5月広島では準決で敗退の不覚を取ったが、そこまでの戦績は上々。レースに慣れた9月函館以降は全てのレースで優参を果たしていたし、4月防府では完全優勝している。セールスポイントと自認する思い切りの良いレースができれば結果は付いてくる。今回のメンバーなら東の連係で安達の番手も考えられる関根彰人からも目が離せない。5月伊東4着で見せたキレのある動きは出色だったし、チャンスが巡れば逃がさないだろう。
作田悦章、谷口幸司の四国勢に警戒。ともに前々好位奪取からのタテ脚勝負が身上で、特に先行勝負も辞さない谷口は怖い存在だ。2月佐世保、4月高知では優勝もしており、安達が主導権を握っても末を欠くようだと逆転は十分。
松本一志は相変らずムラな部分があるが、仕掛けがハマった時のパンチ力は安達にも引けを取らない。2月別府はインまくりながら佐々木和、平川雅らを下して優勝しており、カマシ、まくりで他を圧倒するケースも。