強力神奈川コンビ
関根健太郎、佐々木龍の神奈川同級生コンビがV争いをリードしよう。ともに7月から再びS級で走る両者は今期の戦績も優劣付け難いレベルで安定している。前後も流動的ながら本命には実績重視で佐々木を推す。S級でも決勝に乗っていた佐々木は降級5場所で4Vの快進撃。その後は落車もあってVこそないが、目下4場所連続で準Vと非常に安定している。前々好位キープからのまくりが主戦法も、関根の番手ならしっかり援護から抜け出しを図る。最近の勢いなら関根の方が若干上回る。4月平塚から5月松戸までの4場所を準V、優勝、準V、優勝は文句のつけようがない。レースが見えている感じだし、組み立てにも上手さを増している。自力でも仕掛けのタイミング次第では佐々木を振り切ってのVは十分だろう。
吉田篤史、松田治之らの近畿勢が強敵。あと一歩で勝ち切れないレースも目に付く吉田だが、しっかり動けているし、5月奈良MNでは豪快にまくって優勝を果たした。積極的な吉堂将規が勝ち上がってくれば展開の利も得られるので連覇を決めて7月からの初のS級へ弾みを付けたい。もちろん、近畿勢ペースとなれば、差し脚健在な松田にも出番が巡る。
地元の北勢は尾形鉄馬、小橋秀幸が落車明けとなるので、まずは初日の走りを見ての判断となりそう。
波乱を呼べば、切れ味が光る山口聖矢の一発か。