小原佑が地元で躍動

小原佑太
脚力伯仲の混戦だが、地元青森の次世代スター候補である小原佑太が本命には最も相応しい。ナショナルチームに所属していて、出走回数は少ないが、2月平塚で完全優勝、3月広島での玉野記念では11着で準決に乗るなど走れば結果を出している。スピードは今回のメンバーの中でも抜けており、先行でもまくりでも好機に踏み出せれば勝てる。小原の師匠の佐藤康紀は是が非でも初の師弟連係をできれば決勝で実現させたい。堅実に着をまとめる脚はあるので、ワンツー決着も十分。
中島将尊、小林大介の群馬コンビに、久木原洋、朝倉佳弘の埼京勢と層が厚い関東勢が相手か。中島は前々に攻めていく自在戦、久木原は十八番のまくりがツボにはまれば一発ある。4月奈良G3で1136着、5月函館記念2721着の久木原には特に魅力を感じる。
3月高知、5月福井でのVが光る津村洸次郎。ともに同県の若手に乗っての優勝だが、津村自身の状態も上がっていてレース運びからは余裕が感じられた。本来の自力戦でもVを狙える脚勢だ。