格上の土屋壮を信頼
土屋壮登、和田禎嗣の埼玉コンビがV争いの中心だ。降級の前期は落車で70日余りの欠場を余儀なくされるなど決して順調ではなかった土屋だが、完全に立ち直った。長らくS級で活躍してきたのはダテではないと言った最近の戦績。4月松山、5月函館を連続完全優勝して迎えた同月大宮は着と特進は逃がしたとはいえ、今は逆らえない。どんな展開にも対応できるので、ここも戦況を見ての自力戦で格の違いを示す。和田も4月平塚を優勝するなど立ち直り急で、土屋のハコなら連は外せない。
北勢も層が厚い。坂本紘規、栗林巧の青森組に4月松戸MNで坂本を利して優勝している荒澤貴史と、尾形鉄馬、佐藤愼太郎でラインを二分してもともに優勝を狙える。新鋭の坂本はキャリアから考えればまだ物足りなさはあるが、前記の松戸1着などいつ優勝してもおかしくない。尾形は4月小倉でV。狙いすましての一撃は相変わらず鋭い。
先行勝負に徹する渡邉直弥が勝ち上がってくれば、眞原健一、中曽直彦の南関ベテランコンビにもチャンスが巡りそう。