平山優ら新人によるV争い
119回生からは3名が参戦。緊張せず力を出し切る競走ができればV争いをリードしていくこととなろう。本命はルーキーシリーズを2戦走ってともに11着で決勝進出を果たした平山優太だ。個のレースが基本だったルーキーシリーズでマーク戦も見せるなど追い込み主体に組み立てた結果ではあったが、本人の考えていた以上に“身体が動いた”と養成所卒業後は順調に力を付けていっている。もちろん、チャレンジでは地脚を生かした先行主体のレースで臨む。本命人気に応えるか。
ルーキーシリーズは大きい着が続いた塚本だったが、2戦目の5月大宮は先行勝負に徹して猛アピール。適性出身で粗削りながら、パワー勝負なら負けていない。
佐藤啓斗は父が現S級レーサーという2世選手でやはり注目度は高い。自転車競技出身で能力評価で2回Aを獲得しているようにポテンシャルでは前記の2人を上回るものがある。記念すべき初の地元戦で誰よりも気合は入っていよう。結果を出すしかない。
新人以外では山本修平。腰痛に苦しみ、チャレンジから出直しとなったが、115期の卒記チャンピオンだけに、本調子なら互角以上に渡り合える。スピードが上がったところからの仕掛けが得意で、流れに乗っての一撃には警戒したい。
猪野泰介、鈴木裕斗は自力タイプだが、北同士の平山、佐藤との連係も視野に入るので出方に注意したい。いずれにせよV候補の一角を占める。