格上の上原龍を信頼

上原龍
デビュー直後の09年後期以来のA級となった上原龍がVで好スタートを切る。昨年後期の最終戦で痛恨の失格を喫したのが響いて降級となったが、6月松山記念で2連対するなど着をまとめていて脚は落ちていない。5月川崎MNで完全優勝と売り出し中の太田龍生の番手は、追い込みに戦法をチェンジしつつある地元の古川宗行が離さない。となれば、自力自在に戦うだけ。絶好調の矢島一弥を連れて両者で上位独占といこう。もちろん、好目標を得た古川も有力なV候補となる。
磯島成介、保科千春の北勢が関東勢の独走ムードに待ったをかけるか。保科は自力基本に柔軟な立ち回りで好走を続けている。ここも積極的な磯島の番手なら喜んで回って、展開次第では自力も出して勝機をつかむ。
川崎健次は05年後期の特進から守ってきたS級の座を遂に手放すこととなった。とはいえ、まだまだ老け込むような歳ではない。南関の機動型が手薄なのは不利な材料だが、克服して底力を示せるか。