実績重視で山本紳から
上位の脚力は伯仲していて、どこからも狙えそうだが、山本紳貴、植木和広、柏木伸介、柴田竜史とそろった南関勢を主軸に推したい。本命の山本は17年前期以来の降級となったものの、昨年9月以降はほぼ毎場所連対があったほどの実力者だ。S級では展開で自在に立ち回る場面もあったが、A級なら同地区の若手と同乗しない限り自力一本で勝負して脚の違いを示そう。
先行力を買えば下井竜だ。最近は相手からの包囲網も厳しくなってきたが、5月名古屋、6月京王閣を完全優勝した機動力は圧倒的。何度も踏み直せる強地脚で並み居るライバル達を黙らせてしまうか。
太田龍希、宮下貴之、平原啓多の埼玉勢も優勝者を出せる陣容。太田も3月に特班してから同じく2回の完全Vを達成しており、機動力は同期のライバルである下井に引けを取らない。援護陣が強力な事を考えたら、この埼玉ラインを重視する手も。
谷口友真もS降りの機動型で脚力上位の存在。援軍が手薄だが、仕掛けのタイミングが適切なら波乱を呼ぶかも。