兼本将に強敵がそろう

兼本将太
兼本将太がS級特進を目指して登場する。初めて特進のチャンスをつかんだ3月広島では決勝3着に終わり、直後には落車もあって仕切り直しとなったが、6月小倉MN、富山と再び6連勝してくるのだから力は抜けている。S降りの強豪達が相手で試される一戦ではあるものの、これまで通り快速まくり、カマシで力を出し切れれば特進を決められる。S級で着をまとめて評価を上げた西田大志がガード役だ。
対するは池野健太、山本巨樹の近畿勢。失格点で降級となった池野だが、前期は6月福井G3で3度の確定板入りを果たすなど3連対率は50%オーバーの活躍を見せた。勢いを保ってのA級戦なら格の違いを示すかも。先行基本の積極策で兼本を沈黙させてしまっても不思議ない。
外田心斗も前期は機動力がS級で通用することを示した。昨年後期のA級では瓜生崇や松本秀に勝っていたことを考えれば当然だが、それだけにここは一歩も引けない。タイミングを逃さずに仕掛けられれば一発は十分。
橋本優己も同期の特進は阻止したいところだし、池野、外田も含め腕試しにはもってこいの相手がそろった一戦に燃える。まだ見劣りする部分はあるが、流れに乗っての一撃で波乱を呼ぶことも。