井手健の差し脚に期待
脚力伯仲の混戦模様。地元の魚屋周成が奮起しそうで、井手健との九州ラインに期待したい。本命に推す井手はS級では苦戦が目立ち、1年で降級となったが、A級では手堅いレース運びで着をまとめてくる。今期初戦の7月佐世保も着とまずまず期待を裏切らないスタート。魚屋も当所を走るのが今年3度目とあって、そろそろVが欲しい。天野純の番手を回ってVならなかった3月開催の悔しさを今度は本来の自力戦で晴らしたい。
小林史也の機動力を重視してもいい。こちらも1年で降級となったとは言え、ペースをつかんだ前期は随所で1着を取り、2月防府では決勝にも乗っていた。先行基本の積極策が身上で、ラインがしっかりすれば持ち味を生かせる。
ラインの総合力なら、滝本泰行、丹波靖貴、内村泰三の中国勢か。ミッドナイトは得意な滝本が俊敏な立ち回りから最終的に主導権を奪えば流れは向く。
井上嵩、坂上樹大の中部勢にも一発ムードが漂う。ダッシュ鋭い井上のタテ攻撃がハマれば。降級初戦の7月久留米は準決3着で優参を逃した栗田貴徳も得意の前々戦で浮上があっていい。