新人2強の争い!!
119期の中で金田涼馬、中島詩音がV争いをリードする。両者互角だが、本命には中島を指名する。本格デビュー戦の7月弥彦MNは113着と同期ナンバー4の石塚慶にねじ伏せられたものの、続く前橋MNは完全V。前橋の予選、準決は圧勝で、決勝は塚本瑠との同期対決を制しての逃げ切り勝ちだった。自転車競技で実績を残したスプリンターで、金田との主導権争いは望むところ。本田拓也、中山善仁、伊藤大理と決勝に乗ってきそうな援軍がそろっているのも強調材料で、きっちり出切って反撃を許さないか。
だが、金田もデビュー後の評価は全く引けを取らない。ルーキーシリーズの5月大宮116着で名前を売ると、本格デビュー後は7月伊東MN112着、西武園121着。伊東の決勝は吉田有とガップリ四つの勝負、西武園は得意の強烈カマシで卒記チャンプの桑名僚を一蹴してみせた。ダッシュ勝負なら中島にも負けないだろう。
2強に迫れるとすれば原大智しかいない。特別選抜試験で輪界入りしたアスリートは、ようやくレースにも慣れてきて力を発揮できるようになってきた。6月前橋から準決を4連勝しているし、好位でうまく脚を溜めていければ一発あるかも。