底力ある矢野昌
今節の主役を務める矢野昌彦は、長らくS級で活躍した実力者。S級Vの実績があるし、G1大会参戦の経験もある。7月は2場所とも病欠しているので体調には一抹の不安はあるが、A級戦なら機動力で別線をねじ伏せよう。地元の大薗宏が矢野とタッグを組む。G1大会の常連だったときもあったベテランで、栃茨ワンツーは有力だ
池野健太、武田哲二の近畿勢も好勝負が見込める。先頭で戦う池野の機動力は一級品。前期のS級戦では同格戦で好走していて、連対率は4割に迫る勢い。援護する武田は50歳の大ベテランながら差し脚は健在。7月は3場所走って準V2回と気を吐いた。池野が好発進を決めれば近畿勢で連独占は大いにある。
先行力には非凡なものがある猪狩祐樹。優参の常連だが、決勝は大きな数字が目立つのは気になる。