久木原洋を本命に指名
小林泰正、久木原洋と強力機動型を擁する関東勢がV争いをリードしよう。ただ、この2人にはそれぞれラインができて別競走となる可能性が高い。本命に久木原を推す。G戦も含めて今年に入ってからの1着ラッシュの勢いは衰えることなく、7月富山では待望のS級初優勝も達成した。山田諒を和田真久留が強引に叩いて展開がモツれたのにも助けられたが、一気のまくりで和田をねじ伏せた脚勢は素晴らしかった。中田健太や地元ホームの朝倉佳弘を連れて狙い澄ました一撃を決める。小林は重鎮・稲村成浩との群馬ラインで勝負。当所はS級初優勝を決めた走路で、今年のダービーでも一次予選を突破している。ここも先行基本の積極的な組み立てで勝利を目指そう。
対するは、望月一成を先導役に、新田康仁、白戸淳太郎が続く南関ライン。最近は準決が壁になっているが、1着の数はS級初優勝した2月別府の頃と状態は大きく変わらない。S級トップクラスの自力型がいない今開催は先手奪取を第一に考える望月にとっても、南関のマーク陣にとってもチャンスだろう。
北勢は層が薄くて厳しい戦いとなりそう。中ではスピードある坂本貴史がV候補だが、落車続きで状態が気掛かりだ。