齋藤登が貫禄を示す
競走得点断然の齋藤登志信が格の違いを見せるか。48歳の大ベテランながら今年に入ってからは好走の連続で、6月松山G3、7月福井記念で優参、そして7月前橋ではカマした根田空に乗って約2年ぶりの優勝も果たしている。ここも嵯峨昇喜郎を目標に貫禄を示す。その嵯峨は復調著しい。以前のスランプからは脱して連対ラッシュで、8月川崎G3でも前走落車の影響もなく準決に進出した。落ち着いて仕掛けて出て別線を一蹴するか。
金子哲大、朝倉智仁と強力機動型をそろえる関東勢が相手。7月高知記念での朝倉は4日間バックを取る競走で2連対と持ち前のスピードを生かした積極策でアピールしていた。ここもラインの先陣を受け持ち、関東での上位独占へ導く可能性は十分。金子は可もなし不可もなしの近況だが、展開が向けば勝機は逃さない。
南関勢は、徹底先行の染谷幸喜が頼りだろう。8月前橋では橋本智や小林令を準決で破って決勝に乗っており、ハマった時の一発には警戒したい。