池野健が底力を示す
各地区に主力が分散し、難解なシリーズだ。近畿地区のレースだし、まずは池野健太に期待するのが無難か。降級初戦は優参に失敗したが、組み立ての失敗で脚自体は問題ない。S級でコンスタントに勝っていた選手だし、好機に仕掛けて結果を出す。
橋本優己、猪俣康一、田中雅史の中部勢を狙っても良さそう。今年1月に特班した橋本はすでに1・2班戦で2回優勝も獲っていてトップクラスに定着している。流れに乗ってのタテ攻撃で、ラインで上位独占に導くか。
真崎新太郎も長らくS級で鳴らしてきた差し脚でV争いに参戦する。売り出し中の水森湧太がここも優参なら、好操縦から抜け出しを図る。
遠藤勝弥、小野裕次の南関勢も不気味。両者は7月宇都宮の初日にワンツーを決めており、遠藤が後手を踏まずに組み立てられれば再現は十分だろう。
さらに、キレ鋭いまくりに定評がある會澤龍、坂口卓士の北勢にも警戒したい。