野田源の快速まくり
オールスターとの並行開催でトップクラスは見あたらない。そんな中、野田源一のスピードはひときわ光る。6月岸和田では柴崎淳らを相手に今年初Vを飾ると、6月福井G3は着、同月久留米記念1着と連対ラッシュ。十八番のまくりが面白いように決まっていて、上がりタイムは11秒台前半と優秀だ。常に前で戦うので、九州の若手自力型とは連係せず、自力勝負で優勝を狙おう。
目標に困らない塚本大樹もここはチャンス。同県の嘉永泰斗、同支部の伊藤颯馬と育ち盛りの新鋭がそろっている。嘉永泰斗は6月武雄で完全V、伊藤は6月高知でS級初Vを3連勝で達成した。塚本に絶好の展開が巡ってくる可能性は大いにありうる。
本来なら優勝候補の一番手に推せる宮本隼輔だが、最近は本来のスピードが影を潜めている。地元戦で立ち直りのきっかけをつかみたい。
才迫開、池田良、吉本哲郎とそろった広島勢の動向には注意したい。