原田亮が別線を完封

原田亮太
各地から強豪が集まったが、原田亮太、法月成祐、田中孝彦ら南関勢の層が厚い。本命に推す原田は今年ここまで3Vだが、3連対率72%の数字が示す通りで、優勝回数よりレース内容への評価ははるかに高い。持ち味の積極先行を貫き、大半の競走でレースを支配しているだけに、今回も先手を奪って別線に手出しをさせない可能性が高い。さらにS降りの法月や、差し脚が冴えて7月松戸でVなど動き良化の田中が援護役なのも心強い。ラインで上位独占は有望だ。
磯島成介、大崎和也、野木義規の北勢も差はない。磯島は太田龍、上原龍を封じて逃げ切り優勝した7月京王閣が白眉。仕掛けのタイミングが適切なら地元Vといこう。今年の開幕戦だった4月のミッドナイトで凡走した借りは返す。6月川崎で準Vなど目標をつかむとしっかりしている大崎が食い下がろう。
ここにきて存在感を増しているのが宿口潤平だ。弟の陽一がG1覇者になった効果は絶大で、7月前橋、西武園MNを連覇するなど展開不問のタテ脚で伸びてきていた。その後の落車の影響がなければ自力の組み立てでも一発ある。