当所は鬼の北津留翼
16年の記念で優勝するなど当所をドル箱走路にしている北津留翼が躍動する。やはり優勝した昨年9月のF1戦以来の登場となるが、7車立てのF1戦に限らず白星量産の近況だけに今回も優勝を期待していいだろう。九州の若手機動型が勝ち上がってこない限り、もちろん自力で勝負。タイミングを見て強烈な一気攻撃を決めてくる。吉本卓仁が北津留を追走か。両者の連係はこれまで好結果を出していないので今度こその思いだろう。
門田凌、小川真太郎の機動型に、香川雄介、高原仁志、福島武士とそろいにそろった四国勢も優勝者を出せる陣容だ。6月久留米記念、8月川崎G3で準V、7月奈良でS級初Vと門田は逞しさを増した。自身もVを狙えるし、門田の番手、3番手回りが望める小川、香川にとってもチャンスの一戦となる。
個の実力なら柴崎淳が一番手か。6月福井G3は格の違いを見せて優勝。オールスターも3度の確定板入りで、一次予選2では最後方に下げてからのまくりを決めて大会覇者の古性優を一蹴した。ここも流れに乗っての快速まくりで敵を飲み込んでしまう場面もありそうだ。
地元の桑原大志もV候補の一角から外せない。オールスターも太田竜-橋本強の3番手から外コースを踏んで突き抜けてアタマを取っており差し脚は健在。河端朋之か組み合わせ次第では四国勢との連係から勝機を見出す。