四国コンビが一歩リード

吉川嘉斗 欠場
小川祐司、吉川嘉斗の四国勢がV争いをリードする。本命に推す吉川は、1月立川記念で2勝を挙げるなどS級でも鋭い差し脚でヒットを飛ばしていた。降級となった今期は7月松山MNで早速Vを飾るなど順調で、小川が先手を奪う展開ならもちろん、まくりになっても勢いを貰って鋭く突き抜けよう。また、四国地区期待のルーキー上野雅彦の参戦が決まったにも楽しみで、上野が優参なら一層流れは四国勢に向く。
そろった地元中国勢も優勝者を出したい。若手機動型は不在だが、守谷陽介が7月高松を完全優勝するなど元気一杯だ。経験値を生かして前々自力自在に攻める守谷の組み立てがハマればラインで上位独占も。内村泰三、石田洋秀にもチャンスが生まれる。
機動力なら谷元奎心が一番だろう。1月に特班してから着実に成果を挙げてきており、8月岸和田では1・2班戦初Vを飾った。高いトップスピードを生かしたまくり、カマシで強敵を一蹴しても不思議ない。
冨尾享平、永井清史もV候補から外せない。自力のイメージは薄れた冨尾だが、タテ脚は切れるだけに最終的に好位を占めれば一発ある。永井は降級してVは遠いものの自力健在で、そろそろの期待は捨て切れない。