山原さに若手が挑む
18日からの防府モーニングはチャレンジ、ガールズ戦で、ガールズがメイン。8月岸和田の予選2で石井寛子、奥井迪に次ぐ3人目となるメモリアルの400勝を達成した山原さくらが若手の挑戦を受ける。挑むのは南円佳、内野艶和だが、今年7Vの山原はこのクラス相手には力みなく自然体でベストのパフォーマンスができるし、まだまだ譲らない。短走路なら先行も視野に入れた的確な自力攻撃でV回数を伸ばす。
南が山原の一番の強敵と見るべきだろう。内野の1年先輩の南は着実に実績を積み上げており、2月には静岡、松山を連覇し、その後も決勝での確定板入りが多い。勝負所で動いて好位を確保からの差し、まくりと自分のレーススタイルを確立しており、自信を持って攻められている。自在に攻めて2月以来のVを目指す。
中距離ナショナルチームのメンバーで、120期ナンバースリーの内野は本格デビューからはまだ優勝がない。しかし、駆け方から分かっていなかった7月久留米を思えば長足の進歩。8月松山MNではまくって大久保花の準Vと非凡な所を見せている。もちろん、レース運びには甘さが残るが一発があっても不思議ない。
山原を脅かすのは若手2人だけでない。林真奈美の底力ももちろん、軽視できないところ。1月にはまくりで石井貴(千葉)、南を次々破って連続Vをマークしていた。そのころに比べるとやや安定しない近況だが、タテ脚の破壊力は言うまでもない。 亀川史華もツボにはまった時の自力攻撃の威力はVを争うレベル。欠場が多い反面、走れば結果を出してくる勝負強さはガールズの中でも目を引く。