混戦も小川祐に期待
脚力伯仲の混戦だが、本命には小川祐司を推したい。ここまで堅実に着をまとめており、19年後期のA級より今期の方が順調な滑り出し。ヒットは8月松山着のVで決勝は同県の岡田啓に乗っての番手まくりで話題の怪物ルーキー犬伏湧に初めて土を付けてみせた。今回は師匠の梶應弘樹と一緒のあっせんで自ずと気合も入る。四国同士で渋谷海もいるが、基本的には先行、まくりの自力勝負でVを目指す。梶應が決勝に乗らなければ野本翔太がガード役だ。
井上嵩を先導役に、富永益生、倉野隆太郎で結束が有力な中部勢も怖い。前期はS級点を取れた模様で、今期もとモチベーションは高い。当所は番手戦ながら7月のミッドナイト開催を優勝しており、イメージ良く乗り込んでくる。ダッシュ生かした自力自在戦でシビアに勝ちにいく。
九州勢は、瀬戸晋作、井手健の長崎コンビと八谷誠賢がV候補。長崎勢の総合力も捨て難いが、ここで注目は八谷だろう。7月奈良でV、8月松阪MNでは逃げて準Vと元気一杯だ。しっかりしたラインが出来るようなら本命視したいほど。
和田誠寿の存在も見逃せない。田中和磨の勝ち上がりが臨まれるが、中国単騎でも四国勢との連係から鋭脚発揮の場面は十分。伏兵として押さえておきたい。