山田義の安定感を重視
今期の8場所中、7場所で決勝に乗って全て確定板入りと山田義彦が抜群の安定感を見せている。メンバーに応じて番手、自力と適宜使い分けて結果を出せるタテ脚と柔軟性を備えており、ここも埼京スジで柿本大貴と同乗なら目標にして最後は鋭く抜け出す。柿本はムラ脚の嫌いがあるが、今年2Vのパンチ力は頼もしい援軍を得て威力を増そう。
谷口友真、坂本匡洋の大阪コンビで逆転も。谷口は今期3Vと、さすがに1年間S級でもまれてきてコンスタントに連対があっただけのことはある。短走路だし、早めに仕掛けて山田らを黙らせるケースは十分だろう。
南関勢はチャレンジを負けなしで通過してきた新村穣に注目だ。1・2班戦でも特班初戦で優勝しているように機動力はここ最上位と見る手も。ただ、その後は競技と競輪の切り替えがうまくいかず思うような走りが見せられていない。新村がレースにもっと慣れてくれば地元南関勢も好勝負だが…。