気合が違う小堺浩
小堺浩二の実力が抜けている。降級の今期は5場所走って10勝、2着2回、3着3回と一度も確定板を外さないパーフェクトな戦績。目下連続優勝中でもある。タテヨコ自在な走りが売りだが、何よりも負けられないという気迫、集中力の高さが他の選手とは違う感じ。決勝で前を任せられるような若手機動型も見当たらないし、ここもスキのない立ち回りからのタテ脚勝負で決着を付ける。
吉田昌司、矢島一弥、鈴木謙二、平原啓多らの関東勢が相手か。このメンバーなら、S級でも積極策で売った吉田の先制は有力だし、ラインから優勝者が出る可能性は十分。
自力基本に多彩な戦法を駆使する小林稜武も侮れない。地元の南関勢はガード役のベテランマーカー陣も充実している。