外田心が地元で奮起
外田心斗に、蓮井祐輝、藤田昌宏、星島太らの中四国ラインが強力だ。本命には地元の外田を推す。S級での苦戦を引きずって本領発揮とはいかない外田だが、積極策に徹する姿勢を貫いており、かみ合えばという気配は感じさせる。1月の記念、6月のG3でも奮闘した地元戦から巻き返していきたいところ。蓮井は今年V1、準V4回と手堅い走りが光る。外田をガードしながらの抜け出しは十分だろう。藤田はまくり兼備の差し脚には定評があり、四国コンビとの連係でも、別で自分でやる形になってもVがあって不思議ない。
高比良豪、平川慎太郎、上吹越俊一と九州勢もメンバーがそろっている。主導権を奪って勝負していくのは平川だけだが、高比良、上吹越も自力の脚があるので一筋縄ではいきそうにない。6月高知で完全優勝している平川は同型が手薄な今回のメンバーならチャンスだし、今期に入ってVがある高比良、上吹越も九州の折り合いがどうなってもV候補となろう。
水谷将司、倉野隆太郎らの中部勢も軽視は禁物だ。ともに前期S級の選手だし、倉野はさすがに勝負強い。混戦必至のシリーズで一発あるか。