地元の今野大が決める
主力が各地区に分散してかなりの激戦が予想される。それでも、今野大輔、栗田貴徳の地元勢が優位に立っている。本命の今野は今期の6場所でV2、準V3回。10月奈良の決勝では中野雄-池野健の近畿勢に叩かれると、引かずに番手に飛び付いて池野をさばいて抜け出しと激しいレースでVを奪っている。持ち前のダッシュ、スピードを生かした柔軟な攻めがトレードマークだが、ここ4場所で10勝し、V2、準V1回、決勝3着1回とパワー前回の久田裕也になら信頼して前を任せてVを手繰り寄せる。
対するは仲野結音、古賀勝大と強力機動型をそろえる近畿勢。怪我でチャレンジ時代は苦労した仲野だが、7月に特班すると、1・2班戦でもいきなり完全優勝するなど卓越した先行力を発揮して好走を続けている。重倉高史、西村豊の加勢を得られればライン的にも四国勢に引けを取らない。
阪本和也、上吹越直樹、中園和剛らの九州勢も黙っていない。阪本は自力自在戦で常に一発の魅力を備えているし、上吹越直樹の差し脚もなかなかのレベルだ。