勝率高い吉澤純から

吉澤純平
アキレス腱断裂の大けがで3カ月半の欠場を余儀なくされた吉澤純平だが、復帰後は順調に調子を上げてきている。8月川崎G3、9月西武園で優勝すると、同月青森記念着、10月前橋G3は着など、直近4カ月の勝率は45%を誇っている。基本は自力勝負だが、茨栃ラインの長島大介との連係が叶うようなら前を任せるか。その長島は持ち味の自力攻撃に磨きがかかった印象だ。7月高知記念で優勝を飾ると、オールスターでは予選を着で準決に駒を進めている。タイミングよく仕掛けて主導権を握れば押し切りも。
根田空史を岡村潤、新田康仁の静岡勢が援護する南関ラインも互角の戦い。最近の根田は力強い走りを披露していて、今期は毎場所必ず勝ち星を挙げている。岡村は9月静岡で優勝していて、チャンスが巡ってくればものにできる状態だ。根田が好スパートを決めれば南関ワンツーは大いにある。
北日本勢は嵯峨昇喜郎が先陣を受け持つ。竹内智彦、内藤宣彦、佐藤和也ら援護陣が充実しているので、その動向からは目が離せない。