出走なら志村龍

志村龍己
9月富山、弥彦MNを連続完全優勝した志村龍己は24日からの函館でS級特進を決めている可能性がある。しかし、出走なら本命視しないわけにはいかないだろう。しっかりしたヨコの動きに、まくり兼備のタテ脚も健在。6月末に2班へ特班すると、そのまま1・2班戦でも争覇級に定着した徹底先行の中村隆生が関東のけん引役だが、番手は地元の関貴之が譲るまい。志村は栃茨コンビの後位からか自分でやってVを目指す。もちろん、志村がいてもいなくても関は有力なV候補だ。降級後は堅実に着をまとめていて、8月岐阜では流れに乗って好位キープから直線一気の差し脚で優勝を飾っている。好目標があるここも気合が入る。
山本健也、副島和人らの南関勢は、機動力がある坂木田雄介あたりが勝ち上がってこないと厳しい。点数上位の山本だが、今は自力の競走は見せていない。
むしろ狙ってみたいのは大谷靖茂だ。ムラな戦績だが、10月久留米では別線同士がけん制し合う間隙をついて逃げ切り優勝している。上位の同型が手薄なシリーズだけにチャンスが巡ってくるかも。
三田村謙祐は相変らず欠場が多いが、走った時はS級で鳴らした先行力を披露する。出場なら台風の目として注目したい。