坂本修が激戦を制する
5カ月ぶりの開催となる小倉競輪。第一弾となるミッドナイトは好調な選手がそろってV争いは熾烈を極めそう。本命には総合力の高さを買って坂本修一を推す。降級7場所でV3、準V2回、決勝3着が1回という戦績もさることながら、10月高松の優勝が見事だった。特進にリーチを懸けていたスーパールーキー志田龍が相手だったが、中団で巧みなけん制を見せて後方からの志田の巻き返しを封じると、直線一気の差し脚で前団をごぼう抜き。脚があって、レースが見えてなければできない芸当だった。ここも持ち味の自力自在戦で強敵をなぎ倒す。
機動力勝負なら金ヶ江勇気だ。降級して4Vをマークしており、S級特進にもチャレンジした。リスクの多いまくりが主戦法ながら、スピードの乗りは半端ない。今期好調な地元・城戸崎隆史とワンツー決着は十分だろう。
さらに中釜章成も充実一途の近況。9月函館での準Vからは決勝で確定板を1回も外しておらず、10月別府では宮崎大らを相手に今期2V目をマークしている。ここも強烈ダッシュで繰り出すカマシ、まくりでVをさらうか。
吉武信太朗の存在も忘れてはならない。降級してまだVこそないが、決勝は一度も外していないし、安定感は高い。先行意欲も旺盛で、高速のドーム走路なら押し切りも狙えそう。