今年は松戸でミッドナイトフィナーレ

原田亮太
年末恒例のミッドナイトフィナーレ。通常の1・2班戦、チャレンジ戦の他に、一発勝負でガールズ、チャレンジ、1・2班戦が日替わりで行われる。通常の1・2班戦は、地元の原田亮太が主役を務める。チャレンジ戦から徹底先行を貫き、1月からは待望のS級デビューを果たす。10月伊東MN、11月静岡を連覇した豪脚で地元戦も制圧。最高の形でS級へと向かう。原田とは何度も連係がある田中孝彦が続いて南関ワンツーは有望だ。
上野優太が原田ペースの流れを崩しにかかる。先行はない分、タテヨコしっかりした攻めで自分の形に持っていく。8月別府を完全優勝するなどA級ではさすがに着をまとめており、一発には常に警戒が必要だ。
9月大宮、11月平をVと鈴木涼介も着実に力を付けてきている。北の援軍はやや手薄な中、ラインがしっかりすれば力を発揮できる。まだ組み立てには課題があるものの、脚はあるので南関勢を苦しめるかも。
充実一途の近況の蒋野翔太も見逃せない。決勝こそ大きな着ばかりだが、準決では思い切った仕掛けで阿部将、金ヶ江勇ら大物を次々に倒していっており注目の存在。ここも台風の目となりそう。
なお、一発勝負は、1・2班戦が長田龍拳、久田裕也らによるド迫力の先行バトル。ただ、久田は21日からの小松島でS級に特進している可能性がある。その場合、パワー駆けで敵を圧倒する長田の独壇場となりそう。
チャレンジは、119期から唯一人参戦の松本憲斗が断然の主役だが、松本も久田と同じ小松島で2班へ特班を決めてしまうかも。快速を誇る松本が不在なら誰が勝っても不思議ない大混戦となる。
ガールズは動ける選手がそろった。その中で大久保花梨、尾崎睦が一歩リードしている感がある。実力的に優劣付け難い2人だが、最近の大久保は決勝2、3着が多く、やや詰めが甘い印象。12月和歌山で今期8V目を飾った尾崎の勝負強さを上と見る手だろう。