正月開催は大混戦
前橋の正月開催は、期替わりの初戦となる上に、機動型に傑出した存在が見当たらず、かなりV争いの行方は読みにくい。格なら松坂英司、奥原亨、岡本英之の南関勢が一番。特に松坂は前期S級1班で、競走得点も103点。昨年2月に立て続けに失格した影響で02年前期以来20年ぶりに降級したが、A級は当面今期限りとしたいだろう。南関の主力が追い込み型ばかりなのは痛いが、前々からの捌きに期待する手か。
機動力を評価するなら、猪狩祐樹、板垣昴、森田康嗣も擁する北勢となるか。板垣は怪我明けでまだ本調子とは言えないが、猪狩は安定しているし、森田は12月向日町を1着で優参するなどタテ攻撃が冴え渡っている。目標に事欠かない棟方次郎にもチャンスだろう。
鈴木雄一朗、楠野史尭の埼京の機動型に、地元の甲斐康昭が続く関東勢も好勝負必至。短走路でもあり、各ラインの組み立て次第で結果は大きく変わってきそうだ。