埼玉勢がシリーズジャック
植原琢也、吉田勇人、平原啓多とそろった埼玉勢がV争いの中心だ。先導役の植原は昨年から落車の連続ですっかり見る影もなくなってしまったが、19年5月の特進後はG戦でもコンスタントに勝ち星を挙げ、S級優勝も果たしていた選手だ。好調時には程遠い脚でも、持ち前のダッシュを生かした柔軟な攻めでラインを勝利に導けるだろう。吉田と平原の前後は流動的ながら、ともに植原の番手ならVの最有力候補となる。吉田は前期S級で100点前後の競走得点を挙げていた堅実なマーカーだし、1月静岡を逃げ切りで優勝した平原は吉田以上に魅力的な存在と言える。
長田龍拳が率いる南関勢から狙っても良さそう。長田にとって当所は1・2班戦初優勝を果たした場だし、11月立川を完全優勝するなど1着量産態勢で近況も良好。得意とする先手を握ってブン回しのレースができれば別線完封があっていい。何度もワンツーを決めている落合達彦との静岡車券も狙えそう。
山崎将幸、三澤康人の宮城コンビや小酒大勇らの北勢も伏兵に止まらない。ただ、ラインの機動型は手薄で前々好位からどこまで突っ込めるかになりそう。