機動力なら新鋭・上杉嘉
S降りの強豪が多くて、経験の浅さを突かれる危険はあるが、脚力なら新鋭・上杉嘉槻が一番だ。10月に特進に失敗してからやや仕掛けに迷いが見られるようになったが、自信を持って先手を奪って勝負していけば、このメンバーが相手でも押し切り十分。勝って勢いを取り戻したい。
城幸弘、市川健太、藤田竜矢らの関東勢が怖い。誘導員早期追い抜きによるペナルティーがあって今期は2班の城だが、S級でも一発あったタテ脚は怖い。うまくレースを組み立てられれば、一気に台頭してくるだろう。
12月小倉MNで完全優勝している下岡将也の動向も見逃せない。持ち前のダッシュを生かして柔軟な走りを披露しており、踏み慣れた地元ホームで出方が注目される。
さらに齋木翔多、三住博昭らの南関勢も軽視は禁物。齋木をすんなり駆けさすと、他勢の反撃は厳しくなる。
一方、S級で決勝にも乗っていた格上の中村敏之輔はスジの先行目標が不在だが、遠征の一戦で南関勢や関東勢との連係も視野に入るし、自分でやっても流れに乗っていければアタマまで突き抜ける脚がある。やはりV候補からは外せない。