新鋭・上杉嘉が結果を出す!!
降級の実力者より上杉嘉槻の機動力を評価したい。119期きっての実力者は10月にはS級特進まであと1勝と迫った実績がある。宮崎大空にチャンスを潰されてからはリズムを乱しているが、21年近畿地区プロのスプリントで優勝しているポテンシャルの高さはS級選手にも全く見劣りしない。まくりは下手だが、先手を奪ってしまえば快速を飛ばして別線を沈黙させてしまう。ここは新年初戦で大事なレース。納得の走りで結果も出して乗っていきたい。小林卓人や奥谷広巳が上杉に食い下がる。
鶴良生、八尋英輔の福岡コンビが怖い。1年半で降級となった鶴だが、S級でも一発あったパワーはやはり侮れない。順番が来たら迷わず仕掛ける豪快な走りがA級では猛威を振るいそう。
層の厚さならやはり中四国勢だ。今村麟太郎や機動力健在な地元の三好陽一を格上の吉岡篤志が盛り立ててラインでの上位独占を目指す。S級でもまくり兼備のタテ脚でコンスタントに連対していた田中勇二の存在も見逃せない。
11月四日市記念で落車して重傷を負った谷口明正は復帰を果たせるか。完調で出走なら、流れに乗っての一撃で首位取りもあるが…。