下野義の機動力を評価
降級となった格上選手の名前が目を引くが、機動力という点では下野義城が一番では。9月別府で1・2班戦初Vを飾ると、11月奈良MN、12月佐世保MNでは準Vと波に乗っており、若手同型が手薄な今シリーズもチャンスだろう。好機にスパートして粘り込み、S級でしぶとく着をまとめていた福島栄一と四国ワンツーを決める。中四国で小川巧まで加勢ならラインはさらに強固なものとなる。
機動力健在な中村一将を推してもいい。20年後期の降級時も出だしから好成績を挙げて信頼に応えていたのも忘れられない。鮫島康治と同乗なら番手戦もあるが、基本的には自力勝負。経験を生かした組み立てで貫禄を示すか。
九州地区の一戦だけに、前田義和も黙っていない。前期のS級では中村と同様に随所で一発があった。思い切って飛び出した時のタテ攻撃の破壊力は強烈。A級では好走が目立った当所から22年好スタートを切りたい。
さらに、吉川起也、舛井幹雄の中部コンビも軽視は禁物だろう。