東矢昇が別線を圧倒
失格点が響いて1年半で降級となった東矢昇太だが、前期は100点オーバーの競走得点をマークしていたように機動力は完全に上位。20年前期のA級の時と同様にスピードの違うまくり、カマシで敵を一蹴しよう。同じく降級の樫山恭柄、小林弘和らが野口と鉄壁の九州ラインを結成か。思い入れ深いホーム戦に樫山も集中力を高める。過去の連係では結果が出ていない東矢とすっきり決めて新年好スタートを切りたい。
他勢はやや厳しいが、長谷部龍一、永井清史、上田隼の岐阜勢がどこまで九州勢を苦しめるか。軸はもちろん永井で、12月松戸では即席ラインを組んだ猪狩祐の逃げに乗って優勝している。まくり脚が主武器だが、積極策を心掛ける長谷部の番手を回れるようなら一層組み立てやすいだろう。
20年前期のA級での走りを考えれば、厳しい評価にならざるを得ない石丸寛之だが、まくり一発の魅力は相変わらず。仕掛けがツボにはまれば森安崇之と逆転があるかも。