格が違う地元の嶋田誠
11月松山でS級初優勝、降級直前の久留米でも決勝進出している嶋田誠也の脚が違う。A級では負けられないと、1月佐世保を優勝して今期もスタートさせた。佐世保の決勝は地区の違う栗山俊の番手を回ったように番手戦に比重を置くようになったが、自力の脚もまだ残している。地元同士の八尋英輔らに前を任せられれば、戦況を見極めて好機にスパートから他を一蹴しよう。九州はこの地元コンビだけでなく、大竹慎吾、小原将通の大分勢や、井寺亮太、屋良朝春らもいて出方が注目される。
対するは、奥村諭志、柳谷崇、高津晃治の岡山勢だ。奥村は積極策が売りで、ここも先手奪取が有力。奥村の先行が掛かってしまえば別線の反撃は容易ではない。1月大垣MNを準Vの柳谷、高津も1月高松の準決を勝つなど差し脚が切れている。総合力の高い3人で決着はあっていい。
松岡晋乃介も体調に問題なければスピードある仕掛けでV戦線を賑わそう。