岡山勢がV争いの中心か
奥村諭志、滝本泰行と機動型がしっかりしたV争いをリードしよう。本命はその両者をリードする内藤敦だ。21年前期のA級戦では意外に苦戦したので全幅の信頼を置くことはできないが、同じ失敗は繰り返さないように、降級初戦からしっかり飛ばしていきたい。前後は流動的ながら奥村、滝本も連係して番手を回る方が優勝する可能性は十分。12月佐世保MNを優勝して復活の狼煙を上げた滝本の方が年は若いので前回りが自然な気がするが、積極性では奥村が上回っているので前回りを買って出る可能性は捨て切れない。いずれにしても優勝者は岡山から出るか。
近況重視なら藤岡隆治だ。失格点が響いてS級の座は守れなかったが、追い込みに戦法を固めてブレーク。8月松戸記念ではまさかの決勝確定板入りを果たし、出場権を獲得した競輪祭でも存在感を発揮していた。A級なら先行はないにしてもタテ脚で勝負になりそう。森安崇之を従えて実力をアピールするか。
古川貴之、飯田裕次ら九州のS降り勢も黙っていないだろう。8月岸和田で逃げ切り優勝している谷元奎心の存在は何よりも大きい。谷元が主導権を握って力を出し切ればラインで上位独占は十分考えられる。
松岡晋乃介も一撃の破壊力はかなりのレベルだ。A級優勝からは長らく遠ざかっているが、好機にスパートなら一発ある。