大槇大がVへ闘志
オールチャレンジのモーニング7。点数上位の降班の選手もいてやや読みにくい面はあるが、やはり119期勢が軸の優勝争いで大槇大介を本命に推す。本格デビューの前期は初優勝を果たせなかったが、最終戦の12月小倉MNを含めて準Vは4回といつでも優勝を獲れる脚は持っている。決してまくりだけではない。流れでは先行策も視野に好機にスパートし、新年早々Vを奪うか。
12月は欠場が続いた点が気掛かりな田川翔琉だが、総合力では大槇より上とも評価できる。9月松山ではまくった大槇を3番手から一気に抜き去って優勝している。同県同期の谷口力也はいるが、もちろん自力主体のレースで勝負。谷口とは別になっても、タテ脚ある安谷屋将志ら九州の援軍はそろっていてラインもしっかりしそうなので調子に問題がなければ勝てる。一方の谷口はまだまだ粗削りだが、積極性では大槇や田川よりも優っているし、力を出し切って迫っていきたい。
川野深をVのダークホースとして注目したい。落車が響いてデビューから苦戦のれんぞくだったが、12月小倉MNでは1着と見違えるような快走を披露。予選で中村千らを快速まくりでぶっ千切ると、準決では打鐘3コーナーで白井優を叩いて逃げ切りとヒットを連発した。ようやく本領を発揮できるようになってきただけに、個々が初優勝と舞台となるかも。
新人以外では門脇翼が怖い。1年でチャレンジに逆戻りになったとはいえ、前期は勝ち星を量産していて、勢いを保っての降班だ。20年後期のチャレンジではVこそなかったものの、準V3回などコンスタントにV争いに絡む活躍を見せていただけに、積極果敢な攻めでV戦線を賑わそう。