茨栃コンビに期待も大激戦
関東勢の層が厚い。主力が順当に勝ち上がってくると、茨栃と上甲勢でラインを二分することとなりそうだが、どちらも有力なV候補だ。前期の降級直後はA級のレースに対応できず連係して散々な結果に終わった小原唯志、飯嶋則之の2人だが、すぐに成績安定。小原は持ち前のダッシュを生かしたタテ攻撃で、1月宇都宮着、取手着と今年は好スタートを切った。徹底先行の秋本耀太郎が勝ち上がってくれば事情も変わってくるが、小原がタイミング良くカマシ、まくりを決めて両者でワンツーに期待したい。
上甲勢は、甲斐康昭、小佐野文秀、宮内善光、城幸弘と決勝常連がズラリ。軸はラインの先導役を務める城だ。3月当所MNでの誘導員早期追い抜きで2班に落ちた城だけに雪辱戦となる。1月四日市MNを1着と降級初戦から実力を示しており、そろった援軍を背にVを目指す。
関東勢をまとめて破れば、相笠翔太、金澤幸司の福島勢だ。相笠は降級初戦の1月平を完全V。溜めての一撃の破壊力は健在だ。昨年5月の当所記念で準決に乗っているように短走路はハンデにならない。
亀井久幸、藤原清隆の何関税も軽視は禁物。亀井は1月伊東MNを着など動きが軽快で、混戦では自力自在な競走で曲者ぶりを発揮してこよう。